ギタリストなら左手をスムーズに動かせるために運指トレーニングは欠かせない事でしょう。
運指トレーニングは以下のようなメカニカルなフレーズを指します↓
ピアノでいうところのハノン練習のようなもので、ギターの運指トレーニングを続けることで様々なスタイルの演奏に活かせることは間違いありません。
ただ悲しいかな、運指トレーニングに関するギター教本は数多くありますが、長続きせずに挫折した人も多いことでしょう。
私もそのうちの一人でもあり、何回もサジを投げつつもギターの練習はしてきました。
そんな最中で、運指トレーニングが長続きしない理由と解決策がわかってきたので、ここに記載したいと思います。
楽しくないです…
はっきり言うと、運指トレーニングは面白くありません!
むしろギターを弾くことが嫌いになる可能性があります。よほど忍耐強い人しか続かないでしょう。
頭では重要性を理解しつつも、機会的な演奏を弾き続けるのは非常に苦痛です。
特にギターを弾き始めた人にとって、意味のあるトレーニングだと思っても、意味がないように感じたら、やめたくなります。
ギターだけに限った話ではなく、楽しそうだと思ってチャレンジしたものが、こんなにも大変で苦労するのかと打ちのめされるケースは多くあります。
私は運指トレーニングは中級者以上から始めるべきだと思っています。
ですので、運指トレーニングの必要性を感じないうちは、無理にやることはないです。
以前の投稿でも述べましたが、それよりも自分の好きな曲を断片的でもいいので、コピー練習することをオススメします↓
楽しくトレーニングするには
そんな次なるステップとして、スケール等の運指トレーニングがあるわけですが、取り組む前に理由を見つけるべきです。
先ほど申し上げたように、理由がなければ長続きしないです。
「アドリブを弾けるようになりたい!」といった事でもいいでしょう。
理由を持って、実際のエクササイズ・フレーズに取り組む。これがベストです。
教本にはEx-1から弾き始めてEx-2, 3, 4と順番にやらないとダメなのかと思い込んでしまいますが、実際には飛ばしても構いません。
教本で自分が気に入ったフレーズなら、80ページのEx-50までスキップしてもいいのです。
気に入ったフレーズ、得意とするフレーズから取り組んだ方が絶対に楽しいですし、その方が自信がつきます!
私は”ペダル奏法”のフレーズが好きでよく弾いていました↓
誰から学ぶかも重要
Amazonのカテゴリーでもギターの運指トレーニング本は沢山あります。
そんな数多くの教本の中から自分に適しているか見極めるのも大切です。
そうしないと、弾くべきフレーズが膨大の数になり、それだけ自分に課題を増やす羽目になります。
ここで押さえておきたいのが、運指トレーニングのフレーズを”誰“が作って弾いてるかです。
その著者のファンであれば、おのずとモチベーションが維持しやすくなります。
たった一冊のギター教本でも、そこに記載されたフレーズを全部弾いてマスターする人は少ないでしょう。
このような好意的な感情もギターを弾き続けるのに必要です。
ながら弾きはアリ!?
運指トレーニングの目的は自分の指にスケールやコード・フォームを覚えさせることあります。
ただ何時間も弾いてると、どうしても飽きてしまいますよね…
そこで、オススメが”ながら弾き”です。
ラジオを聴きながらギターを弾く、テレビを観ながらギターを弾く、YouTubeを観ながらギターを弾く等のことですが、意外と効果的です。
「ながら弾きは変なクセがついて支障が出るのでは…?」
このような疑問があると思いますが問題ありません。むしろ左手が無意識にポジションを押さえれるようになります。
むしろギターを弾かず、まったく手にしていない時間の方に問題があると思います。
それを防ぐためにも、普段の日常生活にギターを弾く時間を確保するべきです!
運指トレーニングという単純なフレーズの繰り返しは集中力が乱れやすいものですから、ながら弾きもひとつの選択肢としてはアリでしょう!
達成感を味わうために
運指トレーニングでよくあるのが、曲と違ってフレーズを弾けたとしても達成感が得られにくいところです。
それに自分が弾けたと思っても、本当に弾けてるかどうか判断もしにくいものです。
基本的にメトロノームのテンポに合わせて弾ければOKですが、それでも腑に落ちない事ってありますよね。
「これが弾けたところで、どうやって活かすか?」などギターソロや、アドリブ演奏など実用的でないと考えてしまうのではないでしょうか。
ただ最初の内はそう思っても、ひとつの教本にあるフレーズをひたすら弾き続けてください!
そうすると、楽曲をコピーするときに教本にある全く同じフレーズに出くわすことがあります。
「過去に練習したフレーズと同じだ!」「音使いが全く一緒だ!」
この瞬間が来れば、大きな達成感を味わうことが出来ます!小さな努力を続けた練習は無駄でなく、本当に実用的だと感じます。
こうした体験がギター練習の長続きできる秘訣かもしれません。
まとめ
今回は運指トレーニングにフォーカスするというよりは、ギター練習自体を続けることが重要でしょうね。
やはり理由がないと、どんなことも長続きしません。(私自身ブログ投稿も一時期サボってましたので…)
基礎練習的なトレーニングは何かしら工夫や自分なりにアレンジしないと本当に退屈なものになります。
私が提案したものは万人受けしないかもしれませんが、あなた自身も楽しくなる方法や理由を見つけて、ギターの練習に励んでください!