iReal Proでギターアドリブが本格的に弾けるようになる【PC版】

iReal Proでギターアドリブが本格的に弾けるようになる

iReal Proというアプリはご存知でしょうか?

App StoreやGoogle Playで購入できるリアルなバンドサウンドをシミュレーションした音楽練習アプリです。

実はギタリストも含めて、あらゆるリード楽器奏者のアドリブ・フレーズを習得するのに非常に役立つアプリなんです!

私もダウンロード購入して使っていますが、これが「10代の頃にあればよかったな〜」と思うことがよくあります(笑)

このアプリはPC版とスマホ版と別れてはいますが、今回はPC版のiReal Proを具体的な使い方や方法を紹介していきます。

iReal Proって何?

先ほど、iReal Prroでリアルなバンドサウンドをシミュレーションできると申し上げました。

端的に述べると、簡単なカラオケ音源を作成できるアプリと思ってください。

ギタリストなら、ジャム・セッション等でギターアドリブを効果的に練習できるツールと認識した方がいいかもしれません。

ギターアドリブはドラマーとベーシストのリズム隊の生演奏があって、ようやく”活きた演奏”が習得できると思います。

しかし、練習するには常に生身の人間のドラマーとベーシストが必要なわけです。

その手間を省いて、好みの曲のコード譜を作成して自動演奏を聴きながら、練習すれば活きたアドリブ・フレーズを演奏することができるわけです。

疑似的ではあるものの、個人練習においては絶対に無駄にはならない本当に便利なアプリであることはお分かりでしょう!

どうやって使うの?

実際に私のPCで撮ったスクリーン・ショットを見ながら説明します。

まず、IReal Proのアイコンをクリックすると、このような画面が出ます。

Afro1

タイトルがアルファベット順に並んでおり、画像の名前の通り「Afro 1」がデフォルト表示されていいます。(Afroって何…?)

このようにジャンルとタイトルに応じて、それぞれ用意されたコード譜が用意されています。

今回は一番ジャム・セッションのしやすいブルースを選びます。

Blues Simple

Blues – Simple」と名付けらた非常にシンプルでわかりやすいコード譜がイイですね!

Aのスリー・コード(3つのコードで構成されるコード進行)の「A,D,E」しか使っていないので、簡単なペンタトニック・フレーズを弾くには最適です。

ここからカラオケ音源となる設定をイジっていきます。↓画像はビフォーアフターです。

ireal-pro-setting
Before
Blues-export
After
  • テンポ – BPMを110に設定
  • 調合 – KeyはAとします。
  • スタイル – シャッフル・ビートです。
  • 楽器 – リズム隊に加えて、クリーン・ギターとローズ・ピアノを追加。
  • リバーブ – ほんのり気味に設定。
  • クリック – あくまで練習なので、カウントインを追加で音量も大きめにします。音色も選べるようですが、デフォルトのままにします。

設定が完了したら、オーディオ・ファイルのエクスポートからファイルを選んで作成します。

実際に聴いてみましょう!

ものの数分でクオリティーの高い音源を完成することが出来ました!

すごく便利な時代になりましたね〜(笑)

せっかくなのでジャムってみた

カラオケ音源となるオーディオ・ファイルが完成したので、ギター録音してみましょう。

ガレージバンドでファイルを添付して、一緒に合わせて演奏してみました。

garageband-screen

フレーズは音源に合うように適当に考えて、サウンド・セッティングは以前の記事で紹介した初期設定にあるBrowne Tone Metalを使用します。

↓コード譜と照らし合わせながら、お聴きください!

Blues - Simple

このようにジャム・セッション音源を作成することができました!

センスやテクニックはいかがなものかと思いますが…(苦笑)、色んなジャンルで試して練習するのに最適であることが、お分かり頂けましたでしょうか。

まとめ(アプリ購入時の注意)

iReal ProはPC版とスマホ版は連動していないため、別途料金が必要です。

今回はMac OS版のiReal Proを紹介しましたが、iPhoneおよびiPadで試したい場合は購入の際は注意しましょう!

ギターアドリブを練習する環境次第では、使用するツールも異なると思いますので、自分に適した媒体で練習することが何よりも重要です!

今回ギター録音して思ったことは、日頃からレコーディングして練習することが重要だなと痛感しました。

また、ヴァーチャルなシミュレーションだけでなく、生のライブでジャム・セッションする機会も必要でしょう。

そんないざという時のために、このアプリを使って予行演習してみてはいかがでしょうか!