ギタリストが2人体制のバンドの曲を1人でコピーするとき、どちらのパートを弾けばいいのか悩んだ事はないでしょうか?
- 「バンドのギタリストは自分だけだ」
- 「ツインギターの曲はコピーしない」
- 「リズムギターのみ弾けば何とかなる」
もしかしたら、上記のような意見があるかもしれません。
確かにツインギターが前提の曲に対して、ギター1本だけで対応するには、初心者にとってハードルが高いと感じます。
しかし、たとえ2人目のギタリストがいないからといえ、対処する方法は様々あります。
今回はそのコツをお教えします。
ギタリストが1人である事について
まず、本題に入る前にバンドのギタリストが1人である問題は以下の事ではないでしょうか。
…などなど。1人では演奏不可のところをセカンドギタリストに任せるといったケースがほとんどでしょう。
レコーディングでは全ての楽器を全て自分1人で録ることも可能ですが、ライブではそうもいきません
ここからはライブ演奏を前提とした1人でも出来る対処法を紹介します。
主旋律のみを弾く
バンドでギタリストが自分1人の場合、ほとんどが、このパターンになるのではないでしょうか。
バンドのボーカリストが歌ってる時はリズムギターに徹して、間奏に入ったらギターソロを弾く。
本来あるフレーズで、もう1本の副旋律ギターのパートがあったとしても、それは無視する。
何をもって主旋律とするかは解釈にもよりますが、基本的には1番音量が高いギターパートを指します。
ただし、音の厚みは軽減されるので、ハモリによるフレーズ、リードギターにおけるバッキングでは物足りなさを感じるかもしれません。
録音した音源を流す
ふたつめの対処法としては、バックであらかじめ録っておいたギター音源を流す方法です。
しかし、このやり方は最初からBPMが決められているので、ライブでぴったりと合わせる事が非常に難しいです。
バンドのドラマーにクリックを聴いて、なおかつテンポが乱れないよう演奏してもらう必要があります。
なので、この方法を用いるにはワンフレーズのみをタイミングよく流してもらうなど、PAの人に依頼するのが現実的です。
エフェクターを使う
エフェクターを駆使して、あたかも二人で弾いてるかのような演奏も可能です。
採用できそうなエフェクターとしては、ルーパーかハーモナイザーがお勧めでしょう。
☆ルーパー
スイッチを踏んでからギターを弾いて、再度スイッチを踏むと演奏したフレーズをループしてくれるエフェクター。
4〜8小節ほどのリズムパターンを作ってしまえば、永続的にギターソロも弾けてしまうので、簡単なジャム・セッションに優れたエフェクターでもあります。
ただ、複雑なコード進行やリズムパターンでは、ライブでの再現性が非常に低いので、本当に簡単なリズムギターのフレーズであることが望ましいです。
☆ハーモナイザー
主に1本のギターでハモリ・フレーズの音を出すことができるエフェクター。
ツインギターのハーモニーを奏でるのに重宝する機材でもあり、自分の好きな音の度数を設定できるのが強みでしょう。
ギターソロで狙ったタイミングでペダルを踏めば、まるで2人で弾いてるかのような演奏が可能で、奏法のバリエーションが広がるでしょう。
リズムよりもリードで活躍するエフェクターといったところでしょうか。
自分でアレンジする
最後に、このテーマの解決策として望ましいのが、自分で弾き方を変えてアレンジすることでしょう。
やはりコピーとはいえ、原曲と全く一緒という演奏にはなりません。
そのために、1人でも十分に魅力的なフレーズに変えた方がいいに間違いありません。
これは駆け出しのギタリストには難しい問題で、そもそもやり方が分からないケースが多いでしょう。
ここで方法等は詳しく説明しませんが、アレンジしてみる最初の一歩として、自分が何のkeyで弾いているのかを理解することです。
これだけで、アレンジの振り幅が大きく広がるでしょう。
まとめ
バンドで片割れのギタリストがいなくても工夫次第で、どうにかなるものです。
原曲通りでなくても、様々な方法で試すことを何より大切にした方がいいでしょう!
・ギターソロを弾いてるときにリズムギターがない
・ハモリによるギターソロが出来ない
・掛け合いのギターソロが出来ない
・リズムギターの厚みが得られない
・片方はアルペジオ弾き、もう片方はコード弾きといったバッキングフレーズが弾けない